2017/02/08 22:37

後顧の憂い

 最近になって、来し方を振り返り、ああ、あれが原因だったのだ、あんなことをしたから顰蹙を買ったのだ、と思い当たることがままある。これが結構辛いものでしてね。 若い頃、僕はよく得意先の担当者から誘い...

2017/01/31 18:53

老害

 アメリカの大統領を見ていて、これは「老害」だと思った。彼の場合は、かてて加えて、裸の王様ですね。ニュースに接するたび、なんだかちょっと気の毒になってきた。哀れで見ていられない。こんなに世界中の人...

2017/01/29 23:48

歳を取るということ。

 歳を取るとは、どういうことか。いつの間にか、僕も随分歳を取ってしまった。60代の半ばを過ぎてしまった。しかし、年寄りだとは実は思っていない。不思議不思議。年寄りではないのだ、僕は、きっと。 時折、...

2016/12/24 17:57

メリークリスマス!

 メリークリスマス! 皆様に、「きよしこの夜」ー弦楽のためのーをお届けします。どうか楽しいクリスマスをお迎えください。

2016/12/01 15:00

円覚寺の紅葉

 朝方は雨が降っていたが、昼近くになって上がって晴れ間が出てきた。北鎌倉の紅葉狩りは明日と決めていたけど、これなら行けそう。取るものもとりあえず、歩いて駅に向かった。途中で、腹が減っているのに気付...

2016/11/26 23:15

編曲のこと

 以前、編曲のことについて少し触れたことがあった。確か、あまり突拍子もないコードを使うのはどんなものか、という内容だったのを憶えている。先だってから、イングランドやアイルランドの民謡をアレンジして...

2016/11/05 17:53

これ一つで、特別な人へ年末・年始のメッセージ。

クリスマスカードも送りたい、年賀状も送りたい。なら、一まとめにしちゃえば簡単です。軽やかでウイットとユーモアを感じさせるカードが最近の主流。なにはともあれ、おしゃれでなくちゃね。グラフィックデザイ...

2016/06/26 16:58

もう一つの「夏の窓」。

「夏の窓」として先に木村凛のジクレー版画をご紹介しましたが、同じシリーズにもう1点あるのをご存知ですか?Summer Window-2。先の1が「夏の朝」の窓だとしたら、こちらはさしずめ「夏の夕方」の趣。暮れなずむ...

2016/06/24 22:38

お部屋の中に、もう一つ「夏の窓」をこさえよう。

 お部屋の中に、爽やかな空気を運んでくれる「夏の窓」を作ってみませんか。窓とは絵のこと。タイトルは“Summer Window-1”。木村凛のモダンでカラフルなジクレー版画です。文字通り、夏の窓外を...

2016/06/23 10:28

部屋が涼しくなる絵はいかが?

 ブルーが基調の涼しげなジクレー版画。夏にぴったり。  フレームもマットも白。原画はカラーペンシル。繊細なブルーの線描が、涼しげに浮かび上がります。オープンエディションなので安価なのも...

2016/06/11 18:35

どうすれば社会の役にたてるか?

 最近とみに社会の役に立ちたいと考えるようになった。歳を取ったせいかもしれない。例えばデザインの仕事なんかは、長く見積もっても、僕なんかせいぜいあと10年が良いところだろう。だんだん頭が衰えてくる。...

2016/05/27 09:34

悩ましい版画の価格について

 もっともっと沢山の方にジクレー版画を楽しんでいただきたいと願っている。この国のインテリアを、センス良く、楽しいものにしていただきたいと心から願っている。一足飛びにヨーロッパの人々がインテリアを楽...

2016/05/05 23:32

音楽会のポスター

 グラフィックデザインの事務所を立ち上げたばかりの頃、若い頃に勤めていた音楽の出版社から「日本演奏連盟」のお仕事をよく頂いた。例えば「都民芸術フェスティバル」のオーケストラ部門のポスターやチケット...

2016/05/05 09:24

時間、僕にとっての。

 若い頃、吉田健一の著作に耽溺したことがあった。彼独特の読点のない不思議な文体。最初は取っ付きにくかったが、直ぐにハマってしまった。なんともいえない不思議な、蠱惑の文脈がそこにはある。 氏の著作に...

2016/05/02 11:11

今日の1曲(1)「風の記憶」ー弦楽四重奏のためのー

 気が向いたとき、今売り出している楽譜の中から適当に1曲を選んで、それにまつわる話を綴ってみようと思う。まずはやっぱり、「風の記憶」ー弦楽四重奏のためのーですかね。 若い頃、無謀にも地方の大学を中退...