2016/02/02 18:44

(この記事はしばらく残しておきたいので、「ぐずぐず」から独立させました)

 コーヒー店で勉強をする若者たちに一言言っていいかな。とても簡単なこと。こういう場所は「自習室」なんかではないと いうこと。君たちが居座っていると、大の大人たちが大いに迷惑する。君たちと違って、大人は毎日懸命に働いている。こういう店での束の間の安らぎが何物に も代え難いのだ。一時の休息が必要なのだ。もちろん、君たちが来るのは自由だが、少なくとも親のすねを齧っているうちは、少し遠慮をし給え。そういう心遣 いこそ大人になるための条件でもあるのだよ。欧米の若者たちには、そのような甘えはない。第一、こういう場所でいくら勉強しても、きっと集中できないと思 う。身には付かないと思う。成績なんか上がらないと思う。社会に甘えるのはもうそろそろお止しなさいな。それに、勉強をしている姿をこのような公の場(学 校や図書館は別ですよ)でさらすのは、電車やバスの中で化粧に夢中の女の子と何ら変わりがないということも付け加えておこう。 
 僕はコーヒー店で過ごすわずかな時間をとても大切に思ってきたけれど、このところの、朝からの異常な混みようで、もはやその時間を失いかけている。そろそろ諦めなくてはいけないのかもしれないね。いささか辛いし、とても寂しいこと。